21日目!

この記事は、Pepabo Managers Advent Calendar 2016 の21日目の記事です。
20日目は、Shunsuke Nawaさんの「自己紹介」でした。

 

私は、経営管理部長として、総務部門と法務部門を担当しています。
もとは法務出身で、約7年間法務を担当してきました。

 

よく周りの人から「法務や総務って、どういう仕事をしているの?」と聞かれることがあります。

実際に、何をしているのかが見えづらい部門でもあるので、この機会に部門について私が感じていることを書きたいと思います。

 

後半に"法務あるある"と忘年会ラッシュのあなたにピッタリの法律もご紹介しています。

 

◆最後の部署
会社には様々な部署がありますが、通常は、最初から全ての部署が揃っているわけではありません。
会社の事業規模に応じて、必要な担当者やチームが増えていくのだと思います。

管理部門(間接部門、バックオフィス部門)の中でも、まずは経理や人事が必要となり、総務や法務が部署として必要となるのはずっと後のことが多そうです。
最後に必要となった部署=最初に不要な部署にならないように、私はあえて法務は最後の部署=会社にとって必要不可欠な価値を明確に出し続ける部署と言いきかせています。

他方、総務はその名の通り「総ての業務」を担う部署として、どの部署にも属さない業務も守備範囲です。
その意味で、総務もまた最後(の砦)の部署といえるかもしれません。

 

◆変化する法務
会社の中で法務の設置が検討されるのは、大きな事件・事故といったトラブルが起きたときだと思います。
そのため、法務部門の最初の仕事は、既に生じているトラブルの対応(対処・治療法務)が多くなります。
そこから、次第に類似のトラブルを未然に防ぐための仕事(予防法務)が中心になり、さらに事業戦略に関わって売上に貢献する役割(戦略法務)へ広がっていきます。

ペパボの法務も、これまで会社や社会のニーズとともに変わり続けてきました。

現在は、訴訟を中心としたトラブル対応はもちろん、事業に関わる様々な新規プロジェクトへの参加などを通して法務のスタッフが提案をしています。
この他にも、全社的なリスク管理や各種審査等のトラブル予防の仕組みづくりも強化できるようになってきました。
また、今年から会社の機関(株主総会や取締役会等)や株式に関する業務、その他コーポレートガバナンス*に関する業務についても法務が担当するようになりました。

 

*コーポレートガバナンス・コードでは、「会社が、株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組み」と定義されています。

 

最近、新聞・テレビ報道などで、他社の経営陣が謝罪する姿を目にすることも多くなったように思います。
法務部門の担当としては、経営陣が謝罪のために頭を下げるようなことがないように、
頭を下げるのは、多くの方々への感謝を表すときのみであるべしと、日々肝に銘じる次第です。

 

◆クリエイティブな総務
ペパボの総務部門は、社内規程、社内稟議や文書の管理をはじめ、重要な会議の運営や社員旅行といったイベント企画、ファシリティ(施設や設備)管理、災害対策等について担当しています。
総務部門を担当するようになって、「どうやったらみんなが楽しく仕事ができるのか」をより一層考えるようになりました。

会社のビジョンを実現するためには、必ずそのための仕組みや基準、プロセスを会社の中に創り出す必要があります。
その意味で、私は総務はとてもクリエイティブな部門だと思っています。

 

◆1人1人がプロフェッショナル
経営管理部は、法務も総務もそれぞれがみな得意分野をもったプロフェッショナルであるべきと思っていますが、チームとしての成果の方がより効果が大きくなると思っています。
チームづくりについては、目的や目標を全員に共有することで、アイディアを出しあったり、相談し合う環境を心がけています。
そのほか、業務を進める上で気を付けていることをいくつかあげてみます。

 

仝従100回
規範や評価をあてはめる前に、まずは、前提となる事実を確認すること。
総務においても、まずは課題となっている事実を確認するために、できる限り現場に行ってみるフットワークの軽さが大事だと思っています。

 

◆岼豸世任いΔ函」
業務に関して「一言でいうと?」と聞かれたときにどう答えるかをシミュレーションして整理することがよくあります。

 

例えば、コーポレートガバナンス・コードなら、
Q:「一言でいうと?」
A:「実効的なコーポレートガバナンスの実現に必要な原則を金融庁と東京証券取引所が、73項目にとりまとめたもの」
Q:「それって何をしなければならないの?」
A:「Comply or Explain(同意、または説明)の原則に基づき、‐緇豐覿箸CGコードを実施する、or ⊆損椶靴覆ぞ豺腓呂修陵由を投資家に説明することが求められる」

 

"呪いの言葉"禁止!
リスクについて指摘するだけで、代替案や対策案がないのは単に害悪の告知=呪いの言葉になってしまいます。
リスクの指摘と対策は必ずセットにして、リスクをビジネスチャンスとできるようにするのが大事だと思っています。

 

さて、長々と書きましたが、実は、同じようなことをこちらの座談会でもお話しています!是非ご覧ください。
 「明るいバックオフィスの話」

 

そして、もう少し具体的に企業法務を知りたい方は、是非こちら。私も2章分を執筆させていただいています。

 「実務がわかる ハンドブック企業法務」

 

さらに!憧れの「バッグの中見せてください」的なのに載せてもらった懐かし過ぎるのがこちら。
今でも"何色にも染まらないブラック"を小物を買う時のルールにしています。
 「TOKYO WORKER −カバンの中みせて!−」

 

 

<あるある言いたい>
 PDCAというよりもD!D!D!D!状態のときある〜

 

<おまけ>忘年会シーズンに向けて知っておきたい法律
 酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(昭和三十六年六月一日法律第百三号)
 
以上、明日22日目は管理部門仲間の Ikuo Hamada さんにバトンタッチです!

 

 

 

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